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住まいづくりの基礎知識 ~家づくりはこうして進む~

1.欲しい家のイメージづくり

家族の好みや長期的なライフプランを考慮しながら、外観イメージや間取りなど、どんな家に住みたいかみんなで話し合います。

2.情報収集

まずは、住宅雑誌などで知識を入れるのが基本。住宅メーカーのパンフレット、インターネットで情報収集するほか、住宅展示場やショールーム、各種のセミナーなどにも積極的に足を運びましょう。

3.資金計画

自分の年収や貯蓄から、現実的にいくらの家が買えるのか計算します。工事費以外にかかる手数料や税金などの諸経費も忘れずに。

各種住宅ローン(各銀行ローン・会社融資・フラット35等)があります。変動金利や固定金利(3年固定、5年固定、10年固定、35年固定等)など、ご自身の借入に対する返済金額を計算して検討していきます。

工事以外の諸経費として、印紙税・登録免許税・登記手数料・融資手数料・ローン保証料・火災保険料・団体信用生命保険料・土地から購入の場合は、不動産手数料や、完成後の不動産取得税・固定資産税など。また、工事するための諸経費として設計申請料などの役所の手続き費用から建替えの場合は、解体工事費用などがあります。各条件により異なりますので、担当者に資金計画表の作成をご相談ください。

4.土地チェック

土地の方位や地形、用途地域などの法的制限、敷地境界線などを確認します。一般的には施工工事業者により調査されます。

土地をお持ちで無い場合は、条件等を提示して土地探しから始めます。

土地の現状の調査の他に地面の中の調査をします。(地盤調査) 地盤調査により、軟弱な土地や岩盤などの強固な土地など、さまざまな土地の状況が分かります。特に地盤が軟弱な場合は、補強(改良や杭打ちなど)が必要な場合があります。改良費などが発生する場合がありますので、よく確認をしましょう。調査および結果において、地盤に対する保証を付ける事になります。

5.施工業者を数社に絞る

ハウスメーカーや工務店、設計事務所などから数社を選び、予算・希望を伝えて基本設計と概算見積りを出してもらい、比較検討します。

各社にて金額の出し方が違います。坪単価で金額を提出する会社には、金額の根拠をはっきりと確認しましょう。大きな金額の建物です。見積明細により数字の根拠や言葉の意味なども理解しましょう。また、工事に必要な項目を上記諸経費に計上して建物本体価格を安く提示する会社もあります。屋外の工事や照明器具、カーテン、外構工事なども何処に金額計上するのか、仕様の内容や構造、性能などの確認を必ずして上で比較検討しましょう。

6.施工業者を決定・契約

依頼する業者を決定し、実地設計と本見積りをもらいます。契約書に不明な点は無いか確認した上で、建築請負契約を結びます。

7.地鎮祭~着工~上棟式~竣工

本体工事は仮設・基礎工事から始まり木工事へと進み、棟があがった段階で上棟式を行います。さらに、屋根工事・電気工事・給排水衛生工事・内装工事を経て工事が完了します。工事中は可能な限り、現場に足を運びたいところです。

契約後に営業担当者・設計者・現場担当者とお施主様とで仕様内容の確認などを行います。工事が始まれば、現場担当者が現場で各工事の指示を出します。現場担当者と密に連絡を取り合い、要望などを伝えましょう。内装の仕上げ材(クロスなど)の色柄決めなどは、早めに時間を掛けて検討しましょう。

8.竣工検査

工事責任者と共に住まいをチェックし、工事に不備は無いかを確認します。

9.引き渡し

建物の保証書や設備機器の取り扱い説明書などを受け取り、内容を確認します。

保証書内容やアフターサービスなどの確認をしましょう。また、各整備機器などは、メーカーの担当者の立ち合いのもとで、使い方の説明などを受けましょう。

10.登記

建物の表示登記や保存登記、抵当権設定登記などを行います。

※上記の内容は、一般的な家づくりの流れです。各条件等によっては、工程が前後する場合もあります。